今後のキャリアを考える時に、「やりたいことがはっきりとある」場合や、明確なプランがある、という場合は稀かもしれません。
今後のキャリアと言われても、何をどこから考えていけばいいの?というケースも多いでしょう。
そこで、今回は、3つの切り口から、今後のキャリアについて向き合っていくときのヒントとなる視点をお伝えします。
今の延長線上にある未来
今後のキャリアを考える時に、1つめの視点として、「今の延長線上にはどんな未来がありそうか?」という視点で考えてみましょう。
特に大きな変化を起こさずに「このまま進んでいく」とどんな未来が予測できるだろうか?という視点です。
今の延長線上にはどんな未来が待っていて、どのくらい先までイメージできるでしょうか。
またその未来は、あなたにとって望ましいものでしょうか。
避けたい未来
今後のキャリアを考える時に、2つめの視点として、「こうはなりたくない」という避けたい未来についても考えてみましょう。
ここをはっきりさせておくことで、見えてくることがあるはずです。
人それぞれ、価値観があるので、自分にとって実現すると嫌な未来というものを理解しておくことは重要です。
特に、「避けたい未来」と「今の延長線上にある未来」が一致するような場合は、キャリアチェンジが必須なんだな、と実感することもあります。
また、避けたい未来がわかっていれば、これから選んではいけない選択肢もはっきりすることでしょう。
制約がないとしたら
最後は、もし今ある様々な制約がないとしたら、どんな未来だと嬉しいか?という視点です。
- 今自分が持っているスキル
- 今の生活環境や生活レベル
- 今できることとできないこと
- これまで身につけてきた知識・経験
- これまでやってきた業界
など、「今基準」や「過去基準」で考えていくことはすでに「今の延長線上にある未来」の視点で考えました。
今度は、そういった「今」や「過去」を基準にするのではなく、様々な制約がないという前提で考えた時に、どういった未来だったらいいか?を考えてみてください。
それでも、「今やっていることそのものだ」という方もいるかもしれません。
「今の延長線上にある未来」とそこまで変わらないという方もいるかもしれません。
しかし、制約がないとしたら?と考えた時に出てくる未来のイメージが、今の延長線上とは違う場合には、今後のキャリアの方向性を考える時の良いヒントになることでしょう。
ここは、ぜひ一度自由に発想を広げて考えてみてください。
まとめ
今後のキャリアを考える時に、通常であれば「今」を基準に考えたり、「過去」の知識や経験を元に考えたりすることが多いでしょう。
そこで今回は、その他の視点でも見ていけるようなヒントをお伝えしました。
ぜひご紹介した3つの視点から、今後のキャリアについて想像してみてください。
今までの経験で活かせること、今あるもので大切にしていくべきもの、これから新しく出会うべきものなど、これまで見えていなかった部分も浮き彫りになってくるかもしれません。