MIKUのビューティTIPS

某大手エステサロンの元店長だったMIKUが、忙しい日々にちょっとしたうるおいをもたらす“美しくなるためのヒント”をお届けします！

関東は初夏の陽気を感じる季節となりました。みなさんがお住いの地域はいかがでしょうか。
この時期、いつも以上に気にしなければならないのが「紫外線」。気象庁のデータによると、紫外線量は例年3月頃から増しはじめ、7〜８月頃にピークを迎えます。

みなさんは毎日の紫外線対策、しっかりとできていますか？
「外出時に日焼け止めを塗ればいいんでしょ？」とお思いの方は要注意！実は室内にいても日焼けしちゃうんです！

お部屋の窓ガラスやカーテンがUVカット加工されていない限り、屋外で浴びる紫外線量の約80％が室内にも入ってきている、との実験結果もあるくらい、多くの紫外線が差し込むんです。

つまり、外出の有無に限らず、毎日しっかりとした紫外線対策をする必要があるということ。そこで今回は「TPOに合わせた紫外線対策」をお伝えします！

紫外線には種類がある

地表にまで届く紫外線は「紫外線A波（UVA）」と「紫外線B波（UVB）」の2種類あります。

肌の表面を赤くする紫外線、つまり日焼けの原因となる紫外線はUVBです。強いエネルギーで表皮に炎症を起こします。
肌の真皮層まで届き、色素沈着やシワの原因となる紫外線はUVAです。生活紫外線と呼ばれ、皮膚の遺伝子を細胞レベルで傷つけて肌の老化を促進させます。

UVAはUVBより波長が長い上に量も多く、雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っています。つまり曇りの日であっても室内にいたとしても、紫外線対策は必須なんですね。

UV表示の意味を知る

日焼け止めには必ずSPF/PAの表示がされています。

SPF（Sun Protection Factor）はUVBからお肌を守るものです。数字で表示されていて、数値が大きいほど防止効果が高いです。現在の最高値は「SPF50」です。

PA（Protection Grade of UVA）はUVAからお肌を守るものです。「PA+」といった形で表示されていて、「+」の数が多いほど防止効果が高いです。現在の最高値は「PA++++」です。

シーン別の使い分け

常に最高値の日焼け止めを使用していれば大丈夫ではあるのですが、「強力な日焼け止めは肌が重い」って思うこと、ありませんか？また「日焼け止めを使うと肌が乾燥してしまう」と感じる方も少なくないようです。そんな時は次を目安に日焼け止めを使い分けましょう。

日常生活：SPF10～20/PA++の日焼け止め
屋外スポーツ、レジャー（軽いもの）：SPF30以上/PA+++の日焼け止め
炎天下のおでかけ、マリンスポーツなど：SPF50以上/PA++++の日焼け止め（ウォータープルーフのもの）

夏場は汗などで日焼け止めが落ちるため、こまめに塗りなおすことも重要です。外出時は密着力の高い塗るタイプをお出かけ前に、出先ではスプレータイプを使用、とシーンに合わせて使い分けるといいですよ♪

日焼け止めの塗り方

日焼け止めの基本は「ムラなくたっぷりとつけること」。ベタつきやコスパを考えて量をケチると効果を発揮できません。使用法の表示をしっかりとチェックして、塗ってください。特に鼻の頭や頬は日焼けしやすい部分なので、重ね付けするとGOOD。
また、「うっかり日焼け」にもご注意を！ ついつい塗り忘れてしまいがちなのが、うなじ、デコルテ、手の甲などのパーツ。そこだけ色が変わってしまわないよう、気をつけてくださいね。

「目」にも注意！

意外と盲点なのが「目」。目から強い光が入ると、脳は身体が日差しに負けないための防御反応として、肌にメラニン色素を生成するよう指令を出します。しっかりとUV対策してるのに日焼けしちゃった経験、ありませんか？もしかしたらそれは目の日焼けが原因かもしれません。外出時は帽子や日傘にUVカットのサングラスもプラスして、目もしっかり守りましょう！
肌がゆらぐ原因は心身の疲れによる影響が大きいと言われています。ゆらぎ肌を感じたら、生活習慣の見直しや休養を取るなどで、自分を労わってあげてくださいね。

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