「タイパ」ばかり追っていた私が見つけた本当の豊かさ。押上の手織り体験は最高の自分投資だった【凛トレ vol.1】

こんにちは!カミバサミ事務局です

目まぐるしく過ぎる毎日の中で、ふと立ち止まりたくなるとき、ありませんか?

この連載【凛トレ】は、「私らしい輝き方」を見つけるための、ささやかな挑戦の記録

今回のテーマは「感性を磨く」

情報や時間に追われる日々を離れ、東京・押上で見つけたのは、自分自身と向き合うための豊かな時間でした

目次

なぜ、今「手織り」だったのか?

仕事はもちろん、たくさんのことに追われて時間が足りない!と焦ることも多い毎日

休みの日に友人とお酒を飲み交わすのももちろんいいけど、せっかくなら新しいことにチャレンジしたいとずっと考えていました

そこで知ったのが「手織り体験」

鶴の恩返しのイメージが強く、不器用な私にできるの?と心配は尽きないですが、申し込んだらやるしかない!と自分で自分を追い込み体験してきました

舞台は押上・穏やかな時間が流れるアトリエにて

訪れたのは、東京・押上にある和文化発信サロン

1階は珍しい日本酒や貴重な酒器がたくさんある和食居酒屋、2階に手織りサロンがあります

入った瞬間に目に入ったのは数え切れないほどの糸たち

教えてくださる先生はとても柔らかい雰囲気で手織りはもちろん、日本の伝統文化や芸能を気軽に体験できるイベントをたくさん主催しているそうです

いざ、無心の世界へ。一織り一織りに心を込めて

はじめての体験。頭と心が追いつかない!

先生が経糸(たて糸)を張ってくれたものに自分で好きな糸を選びながら織るシステム

私はチョコバナナを連想するような黄色〜茶色がメインの経糸を選んでみました

他にもいくつもの経糸があり、他の参加者の方たちもそれぞれが好きなもの・気になるもの・作りたいものに合わせて選んでいました

選んだ色味に合わせて緯糸(よこ糸)を「鶴の恩返し」の鶴になった気分で織っていきます

手足を使って織っていくのですが、なんか思うように動かないんです

右足の時が右手で、左に移って・・・あれ?今どっちだっけ?パタンってしたっけ?なんてアタフタしながら進めます

おかしい、イメトレは完璧だったのに!!

「無」になる時間。私と糸だけの世界

動きに慣れてくると、ここからはひたすら織ることに集中していきます

今回はブックカバーにするので色の幅をなるべく左右対称にしたかったのですが、先生から言われたのは「織りに失敗はないんです」という言葉

世界に一つしかないオリジナルのものなので少し歪んでもずれてもそれが味になって愛着が湧いてくるので気にせず楽しくやるのが一番!というのがとても印象的でした

そうして黙々と織ること約1時間、予想よりも早く織り終わりました

集中力ってすごい!

心に浮かんだ、新しい気持ち

気づけば頭の中を占領していた「次はあれをしなきゃ」「明日の仕事の準備は……」という雑念が、すーっと消えていくのを感じました

普段、私はどれだけ多くのことを「同時並行」で考え、脳を疲れさせていたんだろう

「ミクさんってマルチタスクだよね!」とよく言われるのですが、それが当たり前だと思っていて休日もなんだかせかせかしていたんです

休んでていいのかな、あれやらなきゃこれやらなきゃ!ってしてました

 スマホの通知に振り回されず、ただ目の前の一本の糸を、自分の手で選んで通していく

そんな「たった一つのことに集中する」という行為が、こんなにも心を穏やかに整えてくれるなんて思ってもみませんでした

効率やスピードばかりを求めて、空いた時間にまた情報を詰め込む。 そんな「詰め込みすぎな毎日」に、実は一番疲れていたのは私の心だったのかもしれません

一枚の布が教えてくれた、新しい「豊かさ」

ようやく織り上がったのは、不揃いだけれど温かみのある一枚の布

 指先から伝わるその柔らかな感触を確かめたとき、胸の奥がじんわりと熱くなりました

最初にあんなに「チョコバナナみたい!」とはしゃいで選んだ経糸も、織り上がってみると不思議

単なるかわいらしい色ではなく、どこか秋の夕暮れのような、深みのある落ち着いた色合いに変化していました。

バラバラだった一本一本の糸が、私の手を通してひとつの「作品」になる

想像していた以上の美しさに、自分でも驚いてしまったほどです

「失敗はない」という先生の言葉通り、少し歪んだ織り目さえも、その時の私の呼吸や迷いの証

そう思うと、どんなに完璧な既製品よりも愛おしく、誇らしい気持ちになれたのです

他の方の作品と並べてみると全然違う!

わたしは意識していなかったのですが優しい色味を選んでいたようです

ハッキリした色も気持ちがしゃきっとして良いな

このふたつはブックカバーですが、他にはランチョンマット・ストールなどを織っている方もいて、すきなものをすきなように作れるこの空間はとても居心地が良かったです

これまでの私にとっての「自己投資」は、いかに効率よくスキルを身につけ、市場価値を上げるかという「足し算」ばかりでした

 でも、この場所で見つけたのは、今の自分をそのまま受け入れ、心に余白を作る「引き算」の豊かさです

「タイパ」を追いかけて失いかけていた、自分の手で何かを生み出す喜び

そんな目に見えない感性を磨く時間こそが、明日からの私を「凛」とさせてくれる、本当の自分投資なのだと確信しました


今回の「凛」を磨いた場所

【手織り工房~Kana~】

押上の静かな住宅街に佇む、大人の隠れ家のようなサロン

1階では厳選された日本酒を楽しみ、2階では今回体験した手織りや、季節ごとの伝統文化ワークショップが開催されています

「不器用だから……」と迷っている方の背中を、優しく押してくれる温かい場所でした。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました

 あなたの明日も、凛とした一日になりますように


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この記事を書いた人

「効率」や「生産性」を追い求める日々に、ふと「私の人生、このままでいいんだっけ?」と立ち止まりたくなるとき、ありませんか?
もっとしなやかな強さを手に入れるため、お金・時間・経験を自分に投資する【凛トレ】をチームみんなで実践中。この連載は、そんな私たちの「自分らしく輝くための実験」の記録です。

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