今さら聞けない「お金を増やす投資法」

マインドセット今さら聞けない「お金を増やす投資法」

誰もが気になるお金の話。最近は政府が老後資金問題の解決法のひとつとして金融投資を積極的に推奨していることもあり、ここ数年で証券口座を開設する人が急激に増加しています。とはいえ、初心者にはまだまだ心理的ハードルの高い投資の世界。そこでこのコラムでは、現役外資系金融マン・フォレックス氏が投資初心者の方に向け、投資の考え方から方法論までを解説します!

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資産形成と資産運用の違いととは

初回では資産形成と資産運用の違いについて説明しました。2回目の今回は、期間別の投資手法について解説します。

トレードで資産形成をするための元手資金は 、一般的に30~100万円の間が目安だと言われています。投資期間やその手法によって得られる利益は変わりますし、大きなリターンを得たいとなるとそれなりのリスクも発生します。よって、自分のスキルに応じたリスクの取り方を選択することが必要です。

では、投資期間ごとに必要とされる元手資金と取りうる投資手法について見ていきましょう。

短期投資

期間:1〜2年
資金:10~1,000万
手法:FX、仮想通貨、ギャンブル

少額投資でも想像以上に資金が増加する可能性がある点が最大の魅力です。短期で100万円を1000万まで増やすケースもちらほら見かけます。当たれば即、億り人(億単位の資産を築いた投資家)になれる可能性も!
ただ、投機的な面が強く失敗時の損失も大きいため、短期投資へのチャレンジは慎重な判断が必要です。トライする場合の元金は少なめにするのを推奨します。スキルだけでなく、運にも左右されがちな投資方法です。

中期投資

期間:3〜7年
資金:500~3,000万
手法:FX、安定的な投資信託、安定的な株

教育資金や住宅ローンの繰上げ返済用資金など、10年から15年を目途にした資金作りに適しています。安定的な投資信託で年利20%を目指す商品の場合、元金が500万でも1年で100万の利益が得られます。ただ、一般的な投資信託は年利5〜10%の商品が多く、元金に対してリターンは少なく見えるかもしれません。しかし、短期投資よりははるかにリスクが少ない点はメリットです。
筆者のおすすめは、この中期と短期の間の投資です。

長期投資

期間:10年以上
資金: 3,000万〜
手法:生命保険、不動産、国債

元手資金が3000万以上に達したらトレードとは別の投資手法に変え、長期投資に移行することをお勧めします。
上に挙げた手法はローリスク、ローリターン(ミドルリターン)が特徴です。投資金額が多いため、リターン利率は低くても金額そのものが大きくなります。利回りが安定しているので、大量の資金投入できる人向けの投資手段です。

ただ、一ヶ月3万円程度の資金を積み立てて、資産形成をしながらこれらの手法を使って運用していく商品やローンを使って運用していく商品もあります。また、退職金を使用して老後資金を形成することにも向いています。


フォレックス

金融業界歴15年目の外資系金融マン。ファイナンシャルプランナー1級、生命保険募集人、証券外務員1種、簿記2級などの資格持ち。接客ポリシーは「お客さまひとりひとりに合わせた資産形成法をアドバイスすること」。お客さまの理想を実現するため、特定の金融商品などに固執せず、最適と思われる方法をしっかりリサーチしてアドバイスします。

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